今日は仕事がお休みということで、湯河原梅林を見るために、プチハイクに出かけた。
東京駅発 8時ちょうどのあずさ2号、ではなく、特急踊り子103号に乗った。
ずいぶん昭和の香り漂うレトロな電車だ。
新型コロナウイルスの影響もあり、車内はガラガラ。
都内に居るよりも郊外へ出かける方が、感染の確率がずいぶん減りそうだ。
湯河原駅には定刻より4分遅れて9時14分に到着。
駅舎の外観は木目の洒落た感じでリニューアルされているが、隈研吾氏の設計だそうだ。
五郎神社までタクシーに乗り、ここからハイク開始だ。
タクシー料金は1010円。
南郷山への登山道を登ると、ほどなく相模湾が眼下に見えてきた。
南郷山(標高613m)頂上には11時に到着。
南郷山から幕山へと向かう途中、自鑑水(自害水)と呼ばれる池があった。
源頼朝が石橋の合戦に敗れて逃げる途中、この池に映る自分のやつれた顔を見て自害を決意したらしい。
結果、家来に制され思い止まったらしい。
12時30分に幕山(標高626m)に到着。
ここから湯河原梅林へと下るのだ。
湯河原梅林まで降りて来た。
梅林の石標の前で記念撮影。
残念ながら、今年は暖冬で梅もこの日にはかなり散ってしまっていた。
梅林公園で梅ソフトクリームをいただく。
そして奥湯河原温泉にある不動滝へ。
中国人や韓国人がいなくて閑散とする湯河原温泉で泊まることに。
料理でおもてなしをするオーベルジュスタイルの宿に泊まることにした。
オーベルジュ湯楽という宿だ。
宿の部屋に荷物を置いて、湯河原の温泉街をぶらり散歩する。
湯河原万葉公園を散歩する。
萬葉洞門を抜けて文学の小径を歩く。
独歩の湯と呼ばれる足湯公園へ。
2.26事件の舞台となった伊藤屋旅館の離れの光風荘へ。
東京で青年将校が国の幹部を襲撃事件を起こすのと同時に、ここ光風荘で保養していた別の国の幹部を襲撃。
これも2.26事件のひとつの現場である。
残念ながら、新型コロナの影響で閉鎖されていた。
午後5時過ぎに宿に帰った。
宿の檜風呂に行くと3名の宿泊客が居て写真撮れず。
その後に貸し切りにしてもらった石風呂へ。
1時間も温泉に浸かるとホカホカだ。
そして、温泉を出てそのままピノクラーレという宿のレストランへ。
オーベルジュと言われる所以の美味しい夕食をいただくのだ。
先ずは生ビール!
メニューを見ると、すごい食材とイタリアン創作料理だ。
全てお箸で食べることができるのだ。
1品目は、地鶏のガランティーヌのフォアグラムースあえ。
生ビールと共にいただく。
2品目の帆立貝柱と蕪のコンフィには、地酒3種の利酒セットと共にいただく。
3品目の地魚のお刺身も地酒と共にいただく。
4品目の飯蛸と菊芋のトマト煮込みには白ワインを注文した。
白ワイン片手に5品目の真鯛のフリッターをいただく。
6品目の和牛ロースのレアには渋めのイタリアン赤ワインだ。
締めはジャコ飯セット。
デザートのアイスとムースのお皿には、チョコレートで誕生日おめでとうの文字が書かれている。
そう、チェックインの際に誕生日を書いたら、このような粋な計らいをしていただいた。
オーベルジュの名の通り、120%満足のいくお料理だった。
ほろ酔いとなり、夜9時に就寝!
翌朝、大浴場でゆっくりと温泉に浸かり、レストランへ。
鯵の干物、ふわふわ卵焼きなど、朝食もとても美味しい!
この後、宿をチェックアウトして湯河原駅へ。
新型コロナとは無縁のガラガラの温泉街を後にした。
小田原駅からは新幹線に乗って東京に戻った。
こうして今回の僕の休日はおしまい。
それにしても、本当に料理の美味しいオーベルジュだった。
また行きたい。